●267 椿 つばき 〇ちらちらちらちらゆきがふる

 表題:椿
 読み:つばき

 収録:(A)新特撰樂譜 77 成樂會 1923(T.12).2.6 ◎[A2-26] Copy=[P26]

 記譜:単声(伴奏付き) 変ホ長調 2/4 (問答体)

 インチピット:ドソ|ラミ|ドレレ|ファ

 曲:徳増春三(1884-1950)
 詞:犬童球渓


[詞] ※新特撰樂譜 77より

[子供] チラチラチラチラ雪が降る 隣の内(うち)の築山の
    椿の花がぶるぶると ひとりふるへて立つてゐる
「椿」 ザワザワザワザワ風が吹く 私が何で寒からう
    霰(あられ)や雪が降つたとて 赤い顔して笑つてる
[子供] ポタツポタツポタツポタツ花が散る 隣の内の築山の
    椿の花がポタポタと 早く一緒に拾いませう
「椿」 ポタツポタツポタツポタツ又落ちる 皆さん何(ど)うか大切に
    足でふまず手にとつて 糸に通して下さいな


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